内藤大助×亀田興毅 WBC世界フライ級TM
ついにこの日が来た!
軍曹は亀田ファンではないが、亀田ウォッチャーだ。
それは彼らが這いつくばるところが見たかったからだ。
しかし、今回のこの試合、期待と不安が入り混じっていた。
過去の記事でも書いていた通り、正直どちらが勝つか予測できないでいたからだ。
結果・・・
やられた、
内藤が負けた・・・
コーキは今までホンモノの相手とやっていないから実力が読めないと感じていたが、今回の試合で彼は実力を証明したと言い切れるでしょう。
軍曹の採点では114-114のドローだったが、振り分けの難しいラウンドを内藤につけていたので、それをコーキのほうに振り分けていれば、ほぼ公式ジャッジと同じになる。
まあつまり異論のない判定勝ちだったと思う。
事実内藤の動きも良かったし内藤はかなり良いコンディションに仕上げていたと思う。
では、少し試合を振り返ってみたい。
まず1R、コーキはいつも通りの出だしか、対する内藤は思ってたより積極的に前に出て行った感じだ。
この1R目からコーキのノーモーションの左が2,3発クリーンヒットしていた。
両者ともコンディションは良いように見えた。
2R早くもコーキのカウンターのタイミングが合いはじめてきた。
内藤の踏み込みに対してコーキは右フックのカウンターを狙っていた。
そして1Rに続き、コーキの左ストレートはクリーンヒットしていた。
このラウンドを見終えて、正直内藤は苦しい戦いになりそうだと感じました。
3R、内藤はフェイントを増やしてパンチを当てペースを引き戻したと思う。
コーキはポイントを取るには手数が少なかったと思える。
しかし内藤の鼻のハレが気になる、鼻がふさがると、呼吸が苦しくなりスタミナに影響するからだ。
4R、内藤の積極性が増し、手数が増えた。
両者ともクリーンヒットを取っていた。
終了間際には内藤が打ち合いに持ち込んだが、両者ともビッグパンチは貰わなかった。
5R、一進一退、両者にクリーンヒットが見られた。
試合もクリーンだし、両者の実力は拮抗しており、レベルの高い好試合になってきた。
6R、またコーキのノーモーションの左がヒットした。
しかも内藤は中から遠距離でモロに食っている為ジャッジが絶対見落とさないパンチだ。
内藤のパンチも時折クリーンヒットしていたが、コーキの左ほどタイミング、的確さ共に劣るパンチだった。
7R、まだどちらのペースとも言えない、両者とも良いパンチを入れている。
内藤の鼻のハレがやはり気になる、鼻が骨折して試合がストップされればコーキのTKO勝ちになる。
8R、またコーキの左がヒットしていた。
加えてカウンターの右フックもクリーンヒット、コーキは内藤の動きを良く見て落ち着いたボクシングが出来ている。
9R、8Rまでのスコアが出た。
74-78
75-77
75-77
で全てのジャッジがコーキに付けていた。
この後の9~12の4ラウンド、ダウン等10対8がつかないと仮定すると、内藤は最低2ラウンドは取らないと防衛できない(最低2ラウンドとっても引き分け防衛)
正直コーキの勝ちが色濃くなっていると思わざるを得ませんでした。
内藤サイドはポイントを聞いて打ち合いに持ち込もうとした場面も見られたが、明確なポイントは取れなかったと思う。
10R、内藤はポイントを挽回すべく相変わらずよく攻めていたが、コーキが良いパンチを2発ほど入れていた。
依然内藤は苦しい。
11R、あれだけ鼻を腫れさせていれば呼吸が苦しいと思うが、インターバルでも息を切らしていない内藤のスタミナと打たれ強さは凄いと思う。
一方のコーキも省エネのスタイルではあるが、パンチのキレも良いしやはりスタミナはある。
内藤はやはり積極的に手数を出していたが、ポイントはコーキにいっただろう。
12R、8Rまでのポイントと9~11の内容から考えると、内藤はこのラウンド最低ダウンを1回取るか、コーキを一方的に攻めてグロッギーにさせるかしないと防衛できない。
内藤もそれを分かっているようで、開始直後から全力で打ち込んでいった。
コーキは足で捌いて逃げ切りに入るかと思ったが、勇敢にも打ち合いに応じた。
内藤はこの体力を使うボクシングでラストラウンドにこれだけ打てるのは凄いの一言だ。
後半コーキの手数は減りこのラウンドは内藤が取ったと思うが、この時点でコーキの勝ちを確信しました。
結果・・・
116-112が一人、
117-111が二人、
以上3-0でコーキの判定勝ち。
文句なしの勝利だった。
冒頭でも書いたとおり、軍曹含めボクシングファンからずっと実力を疑問視されてきたコーキだったが、この試合でその実力の高さを証明したと思う。
ノーモーションの速い左ストレート、右フックのカウンターも上手かった。
スタミナは前から証明できていたし、ディフェンスのレベルも高い(パンチはちょくちょく貰ったが、相手が内藤だから仕方が無い)
あと戦前コーキは打たれ弱いのでは?と思っていた軍曹でしたが、内藤の右スイングをテンプルに何度も貰いながらもダメージはほとんど感じさせなかった(軍曹が思うに、アゴを打たれても効かない選手はほぼいないが、テンプル(こめかみ)でのダメージには何か個人的な差があるように思う。コーキはテンプルでは倒れにくい選手なのかもしれない)
正直どうしてもコーキに負けて欲しかったが、クリーンファイトで競り勝ったコーキを褒めるほかないでしょう。
初防衛戦は確かWBCがポンサクレック戦を義務づけていたと思いますが、今日のコーキの出来を見れば下り坂のポンサクレックより実力は上かと思います。
内藤はこのまま引退か?
コーキとの再戦を熱望するとしても共に何試合か挟んでの話になるはずだし、勝ったコーキはわざわざ内藤と再戦する必要も無いわけだから、それを考えたら内藤が現役続行のモチベーションを保つのは年齢的にも難しいだろう。
仮に再戦が実現したとしても、今日の試合内容から推測するとやはり内藤は分が悪い。
序盤から強引に打ち合いに持ち込めば五分の戦いができるとは思うが、その場合どっちが倒されてもおかしくない試合になるだろう。
はぁ・・・しかし残念で仕方ない結果になりましたが、内藤は出来うることをよくやったよ。
ただコーキはそれ以上に良かった。
今日は素直に両者に良い試合をありがとうと言っておきましょう。
んでは、今回はこの辺で。
さようなら。
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